作ってみたい料理があったのに、手順を見たら圧力鍋が必要⋯⋯。圧力鍋なんて持ってないってことありますすよね。
実は圧力鍋がなくても、普通の鍋、炊飯器、電子レンジ、蒸し器などで代用できる場面はけっこうあります。ポイントは、何を優先するかです。時短なのか、味の染み方なのかで選び方が変わります。
この記事では、圧力鍋の代わりになる調理器具の使い分けから、角煮、肉じゃが、おでん、煮豆、牛すじを圧力なしでおいしく再現するコツまでまとめます。あなたのキッチンにある道具で、無理なくおいしく作る道を一緒に探していきましょう。
- 圧力鍋の代わりになる調理器具の特徴と選び方
- 普通の鍋や炊飯器で代用するときの注意点
- 角煮やおでんなど定番料理の再現テクニック
- 仕上がりの違いを埋める下ごしらえと時短の工夫
圧力鍋の代わりになる調理器具
まずは道具の話からいきます。圧力鍋代わりは、万能の正解があるというより、料理の種類とあなたの生活スタイルで最適解が変わるものです。だからこそ、道具ごとの得意不得意を先に知っておくと、時間も材料もムダにしにくいですよ。
ここでは、普通の鍋、炊飯器、電気圧力鍋、電子レンジ、蒸し器、ストウブ、ホットクックを、代用の観点でわかりやすく整理します。
普通の鍋
いちばん現実的で、失敗しにくいのが普通の鍋です。圧力がかからないぶん、加熱時間は長くなりますが、その代わり途中で蓋を開けて様子を見られるのが強み。味見しながら調整できるので、レシピに慣れていないあなたほど向いています。圧力鍋の代用で大事なのは、短時間で無理やり柔らかくすることじゃなくて、焦げや煮崩れを避けつつ、じわじわ火を通していくことなんですよね。
代用の考え方
圧力鍋の代わりに普通の鍋を使うときは、時短を狙うというより、下ごしらえと弱火の積み重ねで柔らかさを作るイメージです。落とし蓋を使うと対流が安定して、煮崩れもしにくくなります。
さらに、沸騰させてから火を止めて余熱で放置する保温調理も、圧力がないぶんを埋めるのにかなり効きます。鍋をタオルで包む、保温バッグに入れる、コンロの上で極弱火を維持するなど、あなたの環境に合わせて選ぶといいかなと思います。
普通の鍋を使うコツ
- 鍋底が厚めだと焦げにくく、煮込み向き
- 水分が減りやすいので、途中で足す前提で考える
- 火を強くしすぎない。強火は時短に見えて焦げの原因になりがち
普通の鍋で固い素材を扱うときは、最初に表面を軽く焼くか下ゆでして、臭みと余分な脂を落としてから本煮込みに入ります。
そこからは沸騰させてアクを取って、弱火に落としてコトコト。味は最初から濃くしすぎず、最後に煮詰めで調整すると焦げにくいです。
水分を足すときは、冷水をドバッと入れると温度が落ちて煮込みが伸びるので、できれば温かい湯を足すと安定します。
加熱時間は料理や肉の厚みで変わるので、目安はあくまで目安です。焦げ付きが心配なときは、弱火にして長めにいくほうが結果的に安定しますよ。
炊飯器
炊飯器は、圧力鍋代わりの定番です。材料と調味料を入れてスイッチを押すだけで進むので、火加減を見なくていいのが本当にラク。忙しい日でも回しやすい代用手段です。しかも、途中で鍋をかき混ぜる必要がないので、コンロが空いて別の作業もできるんですよね。ここは時間の短縮というより、手間の短縮って感じです。
向いている使い方
骨付き肉や煮物など、時間がかかるメニューをほったらかしで進めたいときに便利です。加熱が足りないと感じたら、無理に強火にする発想ではなく、炊飯モードを追加で回すほうが安全で安定します。
あと、角煮みたいに脂が多い料理は、下ゆでして脂を落としてから入れると、炊飯器の中がベタつきにくくて後片付けがラクです。
味付けは最初から濃すぎると焦げやすいので、控えめにして、最後に煮詰めるか味を整えると失敗しにくいですよ。
匂い移りの注意点と減らすコツ
- 匂い移りが起きやすいので、内蓋やパッキンは丁寧に洗う
- 濃い味の煮汁は内釜のコーティングに負担になることがある
- 機種によっては炊飯以外の調理を想定していない場合がある
匂い移りは、炊飯器調理の一番のあるあるです。私がよくやるのは、調理後すぐに内蓋とパッキンを外して洗う、内釜をぬるま湯でしばらく浸ける、可能なら軽く重曹を使って油膜を落とす、などです。
あと、匂いの強い料理を頻繁に作るなら、調理用として別に安い炊飯器を用意する人もいます。コストはかかるけど、日々のストレスが減るならありかなと思います。
電気圧力鍋
電気圧力鍋は、名前の通り圧力調理ができるので、圧力鍋の代わりとしてはかなり本命です。ガス火の圧力鍋が怖い、火加減が苦手、という人でもボタン操作で完結しやすいのが魅力ですね。しかも、加圧から減圧まで自動でやってくれる機種が多いので、圧力鍋に慣れていないあなたでも、心理的なハードルは下がると思います。
普通の圧力鍋との違い
普通の圧力鍋は、ガスやIHの外部の圧力で加熱して、鍋内部の水蒸気で圧力を上げます。
電気圧力鍋は、本体のヒーターで加熱して圧力を上げます。基本的な仕組みは同じですが、センサーで自動制御されるところが異なります。
また、普通の圧力鍋は高火力によって一気に圧力をかけることができるのに対し、電気圧力鍋は圧力のかかり方は穏やかで、ほったらかし系の調理に向いています。
圧力鍋レシピを電気圧力鍋で再現するときは、濃い味付けやとろみは最後につけるのが鉄板です。加圧中は水分が飛びにくいので、最初から濃くすると塩辛く感じたり、砂糖が焦げっぽく感じたりします。とろみも同じで、片栗粉やルウは加圧後に入れて仕上げると失敗しにくいです。
選び方のポイント
- 作りたい量に合う容量か
- 炒め機能が必要か
- 洗いやすさとパーツの数
細かな性能はモデルによって異なるため、同じレシピでも仕上がりに差が出ることがあります。ここは機種の特徴に合わせて調整するしかないですね。
電子レンジ
電子レンジは、圧力鍋の完全な代用品というより、時短のサポーターとして超優秀です。火の通りにくい食材を先に柔らかくしておくと、普通の鍋でも仕上がりまでが早くなります。特に、煮物でありがちな芯残りを減らせるので、仕上がりのブレが小さくなるのがいいところ。あなたが忙しい日ほど、レンジの価値は上がります。
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活躍する場面
- 大根やじゃがいもなど、芯が残りやすい野菜の下ごしらえ
- 煮物の仕込みを短縮して、鍋では味を含ませることに集中する
- 少量だけ試作したいとき
例えば大根なら、面取りして隠し包丁を入れてから、耐熱容器に入れて少量の水を加え、ふんわりラップで加熱。竹串がすっと入る手前くらいにしておくと、鍋に移したときに煮崩れしにくいです。
じゃがいもは皮つきのままでもいいですが、切ってから加熱すると火通りが均一になります。レンジで完全に柔らかくしようとすると崩れやすくなるので、鍋での仕上げ前提で、半分から七割くらいの火入れで止めるのがちょうどいいかなと思います。
注意点
レンジ加熱は便利ですが、加熱ムラが出やすいです。途中で向きを変えたり、時間を分けて加熱したり、様子を見ながら進めるのが安全。
加熱直後は蒸気でやけどしやすいので、取り出しもゆっくりいきましょう。
密閉しすぎると膨張して吹きこぼれることもあるので、ラップはぴったり貼らずにふんわりが基本です。
あと、殻や膜がある食材は破裂リスクがあるので、レンジに入れる前に食材の性質を必ず確認してください。
参考:東京消防庁「火災に注意!電子レンジを安全に使用しましょう!」
蒸し器
蒸し器は、圧力はかかりませんが、蒸気でじんわり火を入れるので、肉や魚がしっとり仕上がります。煮込みの時短には直結しにくい一方で、蒸し調理を知っておくと、圧力鍋がなくても料理の選択肢が増えます。例えば、煮込んで柔らかくする発想だけじゃなくて、蒸して柔らかくする、蒸してから味を絡める、みたいな別ルートが使えるようになります。
代用の考え方
煮込みを無理に蒸しで置き換えるより、蒸してから煮る、もしくは蒸し料理として別ルートで完成させるのが現実的です。
例えば、角煮を蒸し器で完全再現は難しいけど、豚バラを蒸して余分な脂を落としてから、鍋で短時間煮含めるならかなりいけます。結果的に、脂っこさが軽くなって食べやすい仕上がりになることもあります。
蒸し器もない場合
蒸し器がなくても、深めの鍋に湯を張って、耐熱の皿を置く台として金属ザルや蒸し網を使えば代用できます。
ポイントは、湯が具材に触れない高さを作ることと、蓋をして蒸気を逃がさないこと。クッキングシートを敷くと、くっつきや水滴落ちが減って扱いやすいです。初めてなら少量で試すと安心ですよ。
安全のポイント
- 水が切れると空焚きになるので、途中で湯量を確認する
- 蓋を開けるときは手前に蒸気が抜けるように少しずらす
圧力鍋は見るからに危険ですが、蒸し器も油断するとやけどするので、慎重にいきましょう。
ストウブ
ストウブのような鋳物ホーロー鍋は、蓋の密閉性と蓄熱で、普通の鍋より旨味を逃がしにくいのが特徴です。圧力鍋ほどの時短は難しくても、味の濃さや素材感で満足度が上がりやすい代用方法です。特に、野菜の甘みや肉の香りを立てたい人には合うと思います。圧力鍋の違いで言うと、ストウブは途中で開けて調整できるし、加熱が穏やかなので失敗が派手になりにくいです。
得意なジャンル
- カレーやシチューなどの煮込み
- 野菜の甘みを引き出す無水に近い調理
- 肉をじっくり柔らかくする加熱
扱いのコツ
火は弱めで十分です。鍋自体が熱を持つので、強火にすると焦げやすい。
途中で蓋を開けて状態を見られるのも強みなので、煮詰まりすぎる前に水分を調整していきましょう。
あと、ストウブのような鋳物鍋は予熱が大事で、急に強火にすると温度差で焦げやすいことがあります。最初は中火で温めて、煮込みに入ったら弱火に落とす、これが安定します。
圧力鍋レシピに寄せるコツ
圧力鍋レシピの代用としてストウブを使うなら、カットを少し小さめにする、下ゆでを挟む、余熱で休ませる、この三つが効きます。
特に余熱は強くて、火を止めても鍋が熱を持ち続けるので、放置している間にも柔らかさが進みます。煮込みの途中で一度冷まして、再加熱すると味が入りやすいのも相性がいいポイントです。
重い鍋なので、持ち上げるときは両手でしっかり。ここは安全第一です。
ホットクック
ホットクックは圧力を使わないのに、圧力鍋代わりとして支持される理由があります。それは完全放置で煮込みが進むから。火加減調整がいらないので、料理に張り付けない日ほどありがたいです。私も忙しい日は、煮込みをホットクックに任せて、別の家事を進めることが多いです。時間はかかっても、手間が少ないって、結局いちばん続きます。
得意・不得意
焦げ付きにくく、予約や保温もできるので、家事と両立しやすいのが得意。
一方で、太い筋肉質の塊肉や骨付き食材を短時間でホロホロにするのは、圧力鍋ほど得意ではありません。ここは時間をかけるか、下ゆでをするのが現実的です。
逆に言うと、煮物やカレー、ミートソースみたいな、混ぜながら煮たい料理はかなり強いです。
仕上がりをよくするポイント
- 味付けは控えめにして、最後に煮詰めて調整する
- 肉の臭みが気になるときは下ゆでを先に入れる
- 放置できる分、完成後に一度冷まして味を含ませる
圧力鍋だと短時間で繊維が崩れるけど、ホットクックはそうはいかないので、素材の選び方と切り方が大事です。
例えば角煮なら、脂が多い部位ほど柔らかくなりやすいし、同じ豚バラでも厚みがあるほど時間がかかります。切り分けてから調理するだけで、体感の柔らかさが変わりますよ。
あと、とろみや照りは最後につけるのがきれい。煮詰める工程だけ別鍋でやるのもありです。
圧力鍋の代わりで料理を再現するコツ
ここからは料理別のコツをご紹介します。圧力鍋レシピをそのまま置き換えるより、柔らかくする工程をどこで作るかを考えると成功しやすいです。下ゆで、浸水、余熱、レンジの下ごしらえなど、圧力の代わりになる手段は意外とあります。
角煮
角煮は、圧力鍋が得意な料理の代表ですが、代用でもちゃんとおいしくできます。コツは下ゆでをケチらないこと。下ゆでで脂と臭みを落として、繊維をほぐす準備をしておくと、圧力がなくても柔らかさに近づきます。ここを省くと、煮込み時間が伸びるだけじゃなくて、脂が煮汁に溶けすぎて重たくなったり、臭みが残ったりしやすいです。逆に下ゆでを丁寧にやると、普通の鍋や炊飯器でも、仕上がりが一段上がります。
代用品の使い分け
- 普通の鍋:時間はかかるが調整しやすい
- 炊飯器:放置できるが匂い管理が大事
- ホットクック:放置できるが、最後の煮詰めで味が決まる
共通のコツ
- 豚バラ塊は下ゆでして、アクと余分な脂を落とす
- 調味液で弱火煮込みし、途中で返して均一にする
- 仕上げに煮詰めて味を整える
圧力鍋だと短時間で火が通るぶん、味が入り切る前に完成しがちです。代用調理は時間があるので、むしろ味染みを強くできます。
私がよくやるのは、煮込みの途中で一度冷ますこと。冷えるときに煮汁が肉の中に入っていくので、これがめちゃくちゃ効きます。夜に煮て、翌日温め直すだけで別物になりますよ。
角煮は加熱しすぎると脂が抜けすぎてパサつくこともあります。柔らかさだけでなく、食感の好みで煮込み時間を調整するのがコツですよ。
あと、砂糖やみりんを最初から多く入れすぎると焦げやすいので、甘みは最後につけるのが安全です。
肉じゃが
肉じゃがは、圧力鍋で時短もできますが、代用でも満足度が出しやすい料理です。というのも、肉じゃがは煮崩れと味の染みのバランスが大事で、途中で調整できる普通の鍋が便利だからです。圧力鍋だとじゃがいもが崩れやすくなることもあるので、むしろ圧力なしのほうが好きって人もいます。あなたが家庭の味を作りたいタイプなら、代用調理はかなり向いてます。
時短したいとき
電子レンジでじゃがいもやにんじんの下ごしらえをしておくと、煮込みの時間が短くなります。レンジはあくまで補助で、鍋では味をまとめる役割にするときれいに仕上がります。
特にじゃがいもは、鍋で長く煮ると崩れやすいので、レンジで火を半分くらい入れておくと、鍋では短時間で味を含ませるだけになってラクです。
作り方のコツ
- じゃがいもは大きすぎないサイズに切って火通りを揃える
- 煮汁は一気に煮詰めず、含ませる時間を取る
- 味が薄いと感じたら、最後に短時間だけ煮詰める
肉じゃがは、最初に玉ねぎと肉を軽く炒めて香りを出すと、煮込み時間が短くてもおいしくなります。
煮汁を減らしすぎると焦げやすいので、最後の煮詰めは弱火で様子を見ながら。
味見ができるのが普通の鍋の強みなので、ここは遠慮なく味見しちゃいましょう。
おでん
おでんは、圧力鍋がなくてもおいしく作れる代表格です。むしろ、圧力で一気に仕上げるより、冷ます工程を挟んだほうが味が染みやすいこともあります。おでんの醍醐味って、具材それぞれが出汁を吸って、口の中でじゅわっと広がるところですよね。ここは代用調理のほうが得意まであります。
おすすめの代用品
普通の鍋か、ストウブような鋳物ホーロー鍋が相性良いです。ストウブは蓄熱で温度が安定しやすく、具材がやさしく煮えます。
炊飯器やホットクックで作る場合は、具材が崩れやすいものを後入れにするなど、入れる順番を工夫すると安定しますよ。例えば、じゃがいもやはんぺんは後半に入れる、練り物は煮崩れしにくいけど煮すぎると味が抜けるので短め、みたいに調整すると失敗しにくいです。
作り方のコツ
- 大根は下ゆでか電子レンジで下ごしらえしておく
- 一度煮立てたら弱火でコトコト、そして冷ます
- 翌日に温め直すと、ぐっと染み感が増える
大根は米のとぎ汁で下ゆで、が王道ですが、難しければ水でもOKです。
こんにゃくは下ゆでして臭みを抜く。
練り物は表面の油を落とすために熱湯をサッとかける。
こういう小さな下ごしらえが、最終的に味のクリアさに効きます。ちょっと面倒でも、やってみると違いがわかりやすいですよ。
煮豆
煮豆は、圧力鍋だと時短しやすいですが、代用でもコツを押さえればちゃんと柔らかくなります。いちばん大事なのは浸水です。乾燥豆は水を吸ってから火が通るので、前日から水に浸けるだけで難易度がぐっと下がります。ここを飛ばして煮始めると、外側は割れているのに中が硬い、みたいな仕上がりになりがちです。地味だし時間はかかるけど、浸水が最重要です。
代用で柔らかくするポイント
- 浸水は時間をしっかり取る。豆の種類で差が出るので目安として考える
- 最初は豆が踊らない程度の弱火で、皮割れを防ぐ
- 途中で湯を足すときは熱湯にして温度差を小さくする
味の入れ方
砂糖やしょうゆなどの調味は、豆がある程度柔らかくなってからのほうが入りやすいです。焦らず、柔らかさを先に作ってから味で仕上げるのがきれいに決まります。
特に砂糖は浸透圧で豆が硬く感じることがあるので、最初から入れすぎないのが無難。甘煮にしたい場合でも、柔らかくなってから段階的に足すと、ふっくら仕上がりやすいです。
皮割れを減らす工夫
煮豆の皮割れは、強い沸騰と急な温度変化で起きやすいです。だから、沸騰させたらすぐ弱火、差し水は熱湯、鍋の中を激しくかき混ぜない、これでかなり減ります。
豆が浮いてくるときはアクが出ているサインでもあるので、アクは丁寧にすくう。地味だけど、ここで味がクリアになります。
仕上げのひと手間
煮豆は、煮上がってすぐ食べるより、冷める過程で味が入るタイプです。火を止めてから少し置いて、余熱で落ち着かせると、味も食感もまとまりますよ。
牛すじ
牛すじは、圧力鍋の代わりが欲しくなる素材の代表ですね。ここはコツがはっきりしていて、下ゆでとアク抜きを丁寧にやると、圧力がなくてもトロトロに近づきます。牛すじって、いきなり煮込むと臭みが出やすいし、脂も多いので、下処理の出来がそのまま完成度になります。逆に言うと、ここを押さえれば普通の鍋でも勝てます。
代用品の使い分け
普通の鍋なら、弱火で長く煮て、途中で火を止めて余熱で休ませるのが効きます。
ホットクックがあるなら、下ゆでだけ普通の鍋でやって、煮込みを任せるのもかなりラク。
結局、牛すじは下ゆでが重要なので、あとは何を使っても大丈夫かなと思います。
下ゆでの考え方
一度茹でて湯を捨て、もう一度茹でる。これだけで臭みと脂が落ちて、煮込みがぐっとラクになります。時間はかかりますが、ここを飛ばすと煮汁が濁りやすいので、結果的に遠回りになりがちです。
下ゆで後に水で洗って、血やアクのかたまりを落とすのも大事。ここを丁寧にやると、仕上がりの香りが全然違いますよ。
煮込みのコツ
- 弱火でコトコト煮て、硬さを見ながら時間を調整する
- 大根やこんにゃくは下ごしらえを入れると仕上がりが安定する
- 煮詰めすぎる前に水分を確認し、焦げを防ぐ
まとめ 圧力鍋の代わりになるものと使い方
圧力鍋の代わりは、準備の手間と時間さえ気にしなければ、割と何を使っても大丈夫です。
道具別に得意なこと、苦手なことをまとめます。
| 道具 | 得意 | 苦手 |
|---|---|---|
| 普通の鍋 | 途中で味見 | 時短 |
| 炊飯器 | 放置 | 匂い管理 |
| 電気圧力鍋 | 時短と放置 | 強火 |
| 電子レンジ | 下ごしらえの時短 | ホロホロ食感 |
| 蒸し器 | しっとり加熱 | 時短 |
| ストウブ | 旨味とコク | 時短 |
| ホットクック | 完全放置 | 時短 |
また、料理別におすすめ代用品と、重要な工程をまとめます。
| 料理 | おすすめ代用品 | 重要工程 |
|---|---|---|
| 角煮 | 普通の鍋 炊飯器 電気圧力鍋 | 下ゆで |
| 肉じゃが | 普通の鍋 電子レンジ | 火通りの均一化 |
| おでん | 普通の鍋 ストウブ | 冷ます工程 |
| 煮豆 | 普通の鍋 | 浸水 |
| 牛すじ | 普通の鍋 ホットクック | 下ゆでとアク抜き |

