キッチン用品

おろし金の代用になるもの一覧と使い方のコツ

おろし金

おろし金持っていないという人もいますよね。大根おろしやにんにくのすりおろしが作れないのは不便だけれど、わざわざおろし金を買う気もしない⋯⋯

でも大丈夫。包丁やざる、スプーンやフォーク、ピーラーなど、手元の道具をおろし金の代わりにすることはできます。

この記事では、道具の選び方から食材別のコツまで、できるだけ失敗しにくい形で整理していきます。とろろやレモンの皮みたいにクセがある食材も、ポイントを押さえればちゃんと形になりますよ。

  • おろし金がない時の代用品の選び方
  • 包丁やざるなど身近な道具の使い方
  • ぶんぶんチョッパーやミキサーでの時短テク
  • 大根おろしやとろろなど食材別の代用アイデア

おろし金の代用になる道具一覧

ここでは、おろし金の代用に使える道具をまとめます。結論から言うと、おろし金がなくても何とかなります。ただし道具ごとに得意な食材と仕上がりが違うので、最初に全体像をつかんで、方向性を決めるのが重要です。

  • 包丁
  • ざる・茶こし
  • ぶんぶんチョッパー
  • チーズグレーター
  • すり鉢
  • ハンドブレンダー
チーズグレーター

包丁

包丁は、ほぼ全家庭にある最強の代用ツールです。ポイントはすりおろしではなく、刻んで潰すこと。これを理解すると、しょうがやにんにくはもちろん、大根おろしっぽいものも作れます。包丁は、おろし金の代用品として、一番おすすめできます。

基本手順

  1. 食材をできるだけ細かくみじん切りにする
  2. 包丁の腹で押し潰してペースト状にする
  3. 必要なら、少量の塩や液体調味料を足してなじませる

よくある問題点と対策

  • 潰そうとすると散らばる:刻みが粗いかも。先に細かく刻むほどまとまる
  • 水っぽい:潰しすぎや、最初から汁が多い食材かも。用途が付け合わせなら水気を軽く切る
  • 香りが弱い:刻むだけでなく、最後に軽く押し潰すと香りが立ちやすい

刃先で細かい作業をすると滑りやすいので、まな板の下に濡れ布巾を敷いて安定させるのがおすすめです。小さくなった欠片を無理に刻むのは危ないので、ここは割り切って捨てるか、粗めのまま加熱料理に回すのが安全です。

あと、包丁の腹で潰す時は、手のひらでグッと押すより、指の腹でゆっくり力をかけたほうがコントロールできます。自分の指をおろしたら元も子もないので、危ないかなと思ったら中断してくださいね。

ざる・茶こし

ざるや茶こしは、意外とおろし金の代用になります。特に目の細かい金属製だと、繊維をほどよく潰せて、それっぽい仕上がりになります。私は大根おろしを少量だけ作りたい時や、しょうがをちょい足ししたい時にこの方法を使うことが多いです。

ざるで大根おろしを作る方法

  1. ボウルの上にざるを置き、動かないように固定する
  2. 大根の断面をざるに押し当て、前後にこする
  3. 削りにくい時は、スプーンの背で押し付けて繊維を潰す

網目が粗いと削れません。

逆に、細かすぎると詰まりやすいので、途中でざるの裏側を軽くこすって落とすと進めやすいです。

仕上がりは繊維が残ることが多いですが、付け合わせや鍋の薬味としては十分です。

しょうがは茶こしが便利

茶こしは、小さな面積でぎゅっと潰すのに向きます。しょうがを薄めに切って、茶こしに当ててスプーンの背で押し潰すと、汁と繊維が出やすいです。

量が多いとしんどいので、少量向けだと思ってください。

注意点

注意点として、金属の縁で指が擦れやすいです。最後の小さくなった欠片は無理にこすらず、刻んで使う方が安全ですよ。

あと、においが残りやすいので、使ったらすぐ洗って乾かすのが大事。網目に残った繊維は、スポンジでゴシゴシより、流水で流してから洗剤で落とすほうがラクです。

ぶんぶんチョッパー

ぶんぶんチョッパーは、引っ張るタイプの手動チョッパーです。おろし金の代用として人気なのは、水っぽくなりすぎないのが理由かなと思います。大根おろしやとろろにも使えるし、玉ねぎのみじん切りも作れます。手を汚しにくいのも、地味にうれしいポイントです。

コツは回しすぎないこと

  • 大根:粗めが正解。引く回数を増やしすぎない
  • 長芋:短回数でも粘りが出る。粒感が残るのはむしろおいしい
  • 玉ねぎ:ペースト狙いなら回数多め。ただし汁が出るので用途を選ぶ

粒感が残っていても、少し混ぜると全体がなじんで落ち着きます。最初は3~5回くらいから様子を見ましょう。

手で触れる必要がないので、長芋のかゆみが出やすい人にも相性がいいです。

ただし、刃の取り扱いには十分に注意しましょう。

100均で買える代替品

今後もおろし金の出番があるなら、100均で買っておくのはかなりアリです。薬味程度ならおろしスプーンで十分ですよ。

よく見かけるアイテム

  • ミニおろし器:しょうがやにんにくの少量に便利。小皿とセットで使うと散らかりにくい
  • おろしスプーン:皿の上でそのままおろせる。洗い物が増えにくい
  • 小型みじん切り器(チョッパー):大根おろし風を作りたい人向き。粒感が残るのが前提

買う時の注意

100均のアイテムは、材質や刃の形がまちまちです。力を入れた時に滑らないか、怪我をする可能性はないかをよく確認しましょう。

洗いやすさや、食洗機に対応しているかの違いも大きいところです。長く使うなら洗いやすさも重要です。

その他使えそうなもの

家にあるもので言うと、チーズグレーター、すり鉢、ハンドブレンダーなども代用候補です。これらは料理の目的で向き不向きがハッキリしています。

チーズグレーター

穴が大きめなことが多いので、仕上がりは粗めになりがちです。

にんじんやりんごみたいな硬めの食材を削るには便利。ハンバーグのタネに混ぜる、ソースに溶かす、みたいな用途なら、粒が粗くても問題になりにくいです。

指先を削りやすいので、最後は無理しないのが鉄則。食材が小さくなったら止めてください。

すり鉢

しょうがやにんにくの香りをまろやかに立てたい時に相性がいいです。

すりこぎで潰すので、力の方向が安定していて意外と安全。少量でも扱いやすいのが魅力です。

ただし溝に残りやすいので、洗う手間は少し増えます。水で流す前に、ヘラや指で軽くこそげ落としてから洗うとラクですよ。

ハンドブレンダー

ソースやドレッシング向けに、なめらかなペーストを作るなら強いです。

ただし水分が出やすいので、付け合わせの大根おろしみたいな用途とは別物になりやすいです。仕上がりを見て、ざるで軽く水切りするなど調整すると使いやすくなります。

少量で回すと空回りしやすいので、液体調味料や水分を少し足すと安定しやすいです。

なお、ハンドブレンダーは子どもの怪我も多く報告されているので、十分にご注意ください。

参考:消費者庁「手持ちミキサーでのけがに注意!」

向いていない道具

プラスチック製のざるは変形しやすいです。

ガラス製品を用途外に使用することは、滑る可能性があるので、避けた方が無難です。

食材別に選ぶおろし金の代用アイデア

ここからは食材別に、代用品を活用するアイデアをご紹介します。絶対にこうしなければいけないということではないですが、こんな使い方もあるんだという参考になれば嬉しいです。

  • 大根おろし
  • しょうが
  • 玉ねぎ
  • とろろ
  • にんにく
  • レモン
茶こし

大根おろしは包丁

包丁で大根おろし風を作ると、おろし金のようななめらかさは出にくいですが、粗めでOKなら十分いけます。むしろ、シャキシャキ感が残るのが好きな人もいるので、これはこれでアリですよ。

基本手順

  1. 包丁、またはピーラーで大根を薄く削ぐ
  2. 薄片を重ねて、できるだけ細かく刻む
  3. 包丁の腹で軽く押して水分をなじませる

この方法だと水分が出にくく、シャキシャキ感が残るタイプに仕上がります。

もっと水分が欲しい時は、刻んだ後に少しだけ叩いて潰すようにします。ただ、叩きすぎると一気に水っぽくなるので、様子を見ながら少しずつが正解です。

大量に作るなら、ぶんぶんチョッパーやフードプロセッサーが現実的です。ただし回しすぎると水っぽくなるので、短時間ずつで止めるのが安全策。水気が出すぎたら、ざるで軽く切って調整すると使いやすいです。

しょうがは茶こし

正直しょうがは、道具はなんとでもなりますが、茶こしはかなり便利です。汁も取りやすいのがいいですね。

基本手順

しょうがを薄く切って茶こしに当て、スプーンの背で押し付けると、繊維と汁が出ます。繊維感は少し残りますが、料理に混ぜるなら十分。

生姜焼きのタレ、スープ、しょうが湯みたいに液体と合わせる用途だと、特に相性がいいです。

茶こしで搾った汁をタレに入れたり、残った繊維は包丁で細かく刻んで一緒に混ぜたりすと、より香りを強めることができます。

冷凍もアリ

しょうがを軽く凍らせてから削ると、繊維が切れやすくなってなめらかになります。カチカチに凍らせる必要はなく、扱いやすい固さになればOK。食材の状態で仕上がりが変わるので、あなたの好みに合わせて調整してみてください。

玉ねぎはミキサー

玉ねぎをすりおろし風にしたいなら、ミキサーはかなり便利です。涙が出ることもなく、ソース用のペーストを一気に作れます。特にハンバーグのタネ、カレーやシチューのベース、ドレッシングの甘み出しなど、玉ねぎの繊維を細かくして使いたい場面では、ミキサーが一番早いです。

使い方のコツ

玉ねぎだけだと刃が空回りすることがあるので、少量の水、油、調味液などを加えると回りやすいです。どれを入れるかは用途次第で、ドレッシングなら油、煮込みなら水や出汁、タレなら醤油や酢などがなじみやすいです。

いきなり大量に入れると薄まるので、最初は少しだけ足して様子見が失敗しにくいですよ。

仕上がりがゆるい時はざるで軽く水切りします。

辛味が気になる時は、少し置いて空気に触れさせると落ち着く場合もありますが、置きすぎて乾燥したり風味が飛んだりもするので、料理のタイミングを見て調整する必要があります。

とろろはスプーン

とろろは、おろし金がなくてもスプーンで作れます。ポイントは、擦るというよりこそげ取るイメージ。これで粘りが出てきます。おろし金で作ると均一になりやすいけど、スプーンだと粒感が出やすいです。逆に、その粒感が好きな人もいますし、麦ごはんにのせるだけなら十分おいしいですよ。

基本手順

  1. 長芋や山芋の皮をむく
  2. ボウルの中でスプーンの背を使い、表面をこそげ取る
  3. 粘りが出るまで全体を混ぜる

おろし金のとろろより粒感は残りやすいですが、十分おいしく食べられます。

もう少しなめらかにしたいなら、途中で包丁で軽く叩くのもありです。

出汁や醤油を少しずつ混ぜていくと、全体がまとまりやすくなるので、食べ方に合わせて調整してみてください。

かゆみと安全対策

山芋は滑りやすく、手がかゆくなる人もいます。

濡れ布巾で押さえる、手袋を使うなどして無理しないようにしましょう。

にんにくはフォーク

にんにくは少量であれば、フォークが意外と使えます。包丁ほど細かくはなりませんが、ある程度ペーストっぽくはなりますよ。

基本手順

にんにくを縦半分に切り、切り口を下にしてフォークの先でこするように潰します。繊維がほぐれて、粗めのにんにくペーストっぽい状態になります。

さらにスプーンの背で押し潰すと、なめらかになります。手元が滑ると危ないので、まな板は濡れ布巾で固定しておくと安心です。

にんにくは潰すほど香りが立ちやすいです。炒め物やソースで香りを前に出したいなら、フォークで潰した後に少しだけ包丁で叩くのもアリです。

逆に香りを控えめにしたいなら、粗めのまま使うのがちょうどいいこともあります。料理で言うと、ペペロンチーノやアヒージョみたいに香りが主役なら潰し寄り、煮込みで自然に溶かしたいなら粗めでもOKという感じです。

レモンはピーラー

レモンの皮をおろす用途は、香り付けが目的のことが多いです。だから、ピーラーで薄く削って刻むだけでも、十分代用になります。おろし金で削ると細かくて香りが広がりやすいけど、刻むと粒感が残る分、見た目のアクセントにもなります。ドレッシングや焼き菓子、魚のムニエルの仕上げなどには、むしろ向いていることもあります。

使い方のコツ

削るのは黄色い皮の部分だけで、白いワタはできるだけ避けます。

砂糖や塩と混ぜると、香りが全体に広がりやすくなります。オイルに混ぜてドレッシングにするのもいいですね。

おろし金の代用品まとめ

おろし金がなくても、家にあるもので十分に代用可能です。

粒度や量に合わせて、最適な道具を選びましょう。

  • 包丁:しょうが、にんにく、大根
  • ざる、茶こし:しょうが、大根
  • ぶんぶんチョッパー:大根、長芋、玉ねぎ
  • ミキサー:玉ねぎ、ソース用のペースト
  • スプーン:とろろ、やわらかい食材
  • フォーク:しょうが、にんにく
  • ピーラー:大根、レモンの皮

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