食器用洗剤って使用頻度も多いから、すぐに切れちゃうんですよね。洗い物が出たあとに気がつくから困ったものです。
結論、一時的にであれば、家にあるもので乗り切れます。たとえばハンドソープやボディソープ、石鹸やウタマロ、重曹やセスキ炭酸ソーダみたいなもので代用できます。一方で、シャンプーやクエン酸、歯磨き粉、洗濯用洗剤みたいに向き不向きがハッキリしているものもあります。
この記事では、食器用洗剤の代わりとして何が使えて、何がやめたほうがいいのかを整理します。お湯洗いで乗り切るコツも含めて、今すぐ使える手順をまとめました。
- 食器用洗剤の代わりに使えるものと注意点
- 向いていないものと避けたい理由
- 素材を傷めないためのコツ
- 無い時にお湯洗いで乗り切る手順
食器用洗剤の代わりに使えるもの
ここでは、食器用洗剤の代わりとして現実的に使えるものをまとめます。ポイントは、口に触れるものだからこそ安全性を最優先にすること。量は少なめにし、最後はしっかりすすぐ。これだけで失敗しにくくなります。
- ハンドソープ
- ボディソープ
- 石鹸、ウタマロ
- 重曹
- セスキ炭酸ソーダ
ハンドソープは泡切れに注意
ハンドソープは、食器用洗剤が無い時の「とりあえずの一手」としてはかなり現実的です。
というのも、汚れを落とす基本は界面活性剤で、ハンドソープにもそれが入っていることが多いからです。ただし、ここで油断しがちなのが泡切れ。手を洗う目的だと泡立ちが良いほうが気持ちいいので、製品によっては泡がいつまでも残りやすいです。食器に泡が残る=成分も残りやすいということなので、普段より丁寧なすすぎが必須になります。
私のおすすめは、まず「使う食器を選ぶ」こと。いきなりフライパンやタッパーのギトギト油に挑むと、量を使ってしまって「すすぎ地獄」になります。ハンドソープは、コップ・茶碗・軽い汚れのお皿あたりで、短期的に使うのが一番ストレスが少ないかなと思います。
使い方のコツ
- スポンジに米粒くらいの量だけ出してよく泡立てる
- 油は先にキッチンペーパーなどで拭き取ってから洗う
- すすぎは水量多めで、手触りがキュッとするまで
- できれば最後にぬるま湯で流して仕上げる
香りが残る問題と対策
よくあるのが「香りがグラスに残る」という問題です。これは香料や保湿成分が多めなタイプで起きやすいです。できるなら無香料のもの、もしくは香りが弱いものが安心です。それでも不安なら、洗ったあとに飲み口だけ追加ですすぐと違和感が減りやすいですよ。
あと、ハンドソープで洗ったスポンジは、食器用洗剤が復活したあとでも香りが残ることがあります。気になる場合は、スポンジを熱めのお湯でよくもみ洗いするか、可能なら一時的にスポンジを分けるのもアリです。
正確な成分や使用可否は製品ごとに違うので、メーカーの公式情報をご確認ください。
ボディソープは軽い汚れ向き
ボディソープも「泡で洗う」タイプなので、食器用洗剤の代わりとして使える場面はあります。
ただ、ボディソープは肌をいたわる設計が多く、保湿成分や香料がしっかり入っていることが珍しくありません。つまり、汚れ落ちがマイルドになりやすいのと、すすぎ後にヌルっとした感触が残りやすいんですよね。だからこそ、ボディソープは軽い汚れに限定するのがコツです。
私が「これはボディソープ向きだな」と思うのは、朝のコーヒーカップ、軽く使った小皿、あとは油分が少ない汁椀とか。
逆にカレー皿、炒め物のフライパン、油がねっとりした保存容器は、ボディソープだと洗浄力が追いつかず、使用量が増えてすすぎも大変になりがちです。
向いているシーン
- お茶碗や小皿など、油が少ない食器
- 水溶性の汚れが中心のグラス
- 軽い食べこぼし程度のカトラリー
香りを残さないコツ
ポイントは「泡で長時間こすらない」。長時間こすると香りが移りやすいです。
香りが強めのボディソープしかない場合は、洗い終わったあとにぬるま湯ですすぐ、乾燥をしっかりさせる、この2つで違和感が減ることが多いです。
石鹸やウタマロは油汚れに強い
「食器用洗剤がないなら石鹸で洗えばいい」といのは、実はかなり理にかなっています。
石鹸は昔から洗浄に使われてきた定番で、シンプルな成分のものほど扱いやすいです。特に固形石鹸は、必要な分だけスポンジに取れるので使いすぎを防ぎやすいのが強みです。
さらに、ウタマロみたいな固形石けんは汚れ落ちが強めな設計になっているので、油っぽいベタつきやこびりつきにも、意外といけたりします。
使い方のコツ
スポンジを濡らして、石鹸やウタマロの表面を軽くこすって泡を作り、その泡で洗います。
油が多いときは、最初にキッチンペーパーで油を拭き取るだけで体感が変わります。
こびりつきがある場合は、いきなり石鹸でゴシゴシより、ぬるま湯に少し浸けて汚れをふやかしてからのほうがラクです。
石けんカス対策
石鹸は水温が低いと白い残り(いわゆる石けんカス)が出やすいです。
ぬるま湯を使う、すすぎの最後に熱めのお湯で締めるとすっきりしやすいです。
プラスチック製品に対して使うと白っぽく残りやすいので、気になる人は避けましょう。
スポンジも洗い終わりにすすいで石鹸分を抜く、これがセットです。
重曹は傷がつきやすい
重曹は、食器用洗剤の代わりとして名前が上がりやすい定番アイテムです。
弱アルカリ性で、軽い油汚れや茶渋みたいな汚れに強いです。
ただし、重曹は粉末なので、使い方によっては傷がつきやすいんですよね。特にプラスチック、コーティング加工のフライパン、ガラスの表面がツヤツヤなものなどは、力任せにこすると細かい傷が入る可能性があります。重曹を使うなら「研磨剤として使う」前提で、ゴシゴシではなくやさしくこするのが基本です。
油汚れも、いきなり重曹で攻めるより、先に油を拭き取ってから使うほうが効率がいいです。
重曹は泡立たないぶん、「落ちた感」が弱いので、つい量を足しがちですが、量を増やしても劇的に良くなるわけではありません。少量で十分という信頼が大事です。
おすすめの使い方
- 油を拭き取ってから、重曹を少量ふりかけてやさしくこする
- 頑固な汚れは重曹ペーストにして短時間置いてから落とす
- 最後は粒子が残らないように丁寧にすすぐ
重曹ペーストの作り方
重曹に少量の水を足して、歯磨き粉くらいの固さにするだけです。
これを焦げ付きや茶渋に塗って少し置き、スポンジで軽くこすってからすすぐと、粉のままより扱いやすいです。
置き時間は汚れの具合で変わるので、様子を見ながら短時間で試すのが安全です。
避けたい素材
アルミ製品は変色の可能性があるので避けたほうが無難です。
あと、絵付けの食器や繊細な表面加工のある食器は、研磨で見た目が変わることがあります。
効果は環境や汚れの種類で変わるので、あくまで一般的な目安として使ってください。心配なときは、目立たない場所で少量テストしてからが安心です。
セスキ炭酸ソーダは手袋必須
セスキ炭酸ソーダは油汚れに対してかなり優秀です。
重曹よりアルカリ性が高いことが多く、ベタつく皿やフライパンのぬめりが落ちやすくなります。
食器用洗剤の代わりとして頼れる一方で、強めな分だけ手肌への刺激も出やすいので、手袋は必須。ここは本当に大事です。荒れやすい人は特に、素手で長時間触るのは避けたほうがいいかなと思います。
セスキの使い方で失敗しにくいのは、スプレーで吹きかけるより「ぬるま湯につけ置き」です。つけ置きだと、汚れがふやけて落ちやすくなるので、ゴシゴシが減って食器も傷つきにくいです。特にカレーや炒め物のベタつきは、いきなりこするより、まず浸けるほうがラクです。
使い方の基本
ぬるま湯に溶かしてつけ置きするのが手堅いです。時間は汚れによって差があるので、まずは短めから様子を見るのがおすすめです。
つけ置き後はスポンジで軽くこすり、最後は流水でしっかりすすぐ。泡が出ない分、すすぎを軽視しがちですが、口に触れるものなのでここは丁寧にいきましょう。
泡が出ないのに大丈夫?
泡が出ない=効いてない、ではないです。セスキは汚れをゆるめる方向で働くので、こすったらスルッと落ちます。
逆に、泡でごまかせないぶん、油が残っていると手触りで気づきやすいというメリットもあります。洗い終わったあとに指で触ってベタつきが残っていないか確認すると安心です。
避けたい素材
アルミや銅、真鍮などは変色の可能性があるため注意。
塗装やコーティングが弱いものも、長時間の放置は避けたほうがいいです。
食器用洗剤の代わりに向いていないもの
ここでは、食器用洗剤の代わりとして使わないほうがいいもの、もしくは使うなら条件付きで慎重に扱いたいものをまとめます。食器は口に入る前提なので、洗浄力よりも安全性を優先したいところです。
- シャンプー
- クエン酸
- 歯磨き粉
- 洗濯用洗剤
シャンプーは応急処置のみ
シャンプーも界面活性剤が入っているので、洗えるっちゃ洗えるのですが、食器用洗剤の代わりとしてはおすすめしにくいです。
理由は、髪や頭皮を整えるための成分が多いから。たとえば、指通りを良くする成分や、しっとり感を出すための成分、香りを長持ちさせる工夫など、食器には不要な要素が結構あります。結果として、すすいでもヌルつきや香りが残った感じになりやすいです。
特にコップやマグの飲み口は、香り残りがストレスになりがちです。だから私としては、シャンプーは「本当に無い時の最終手段」としての限定かなと思います。
どうしても使うなら守りたいルール
- 使う量は最小限(スポンジにほんの少し)
- 軽い汚れの食器だけに限定
- 油汚れは必ず拭き取ってから
- すすぎは普段の倍くらい丁寧に
おすすめしないケース
油が多い料理の後、プラスチック保存容器、香りが移りやすいグラス、こういうケースは避けたほうが無難です。シャンプーで無理に落とそうとすると量が増えて、すすぎ切れなくなります。
少しでも不安がある場合は、他の方法(石鹸、重曹、セスキ、お湯洗い)に切り替えるのが安心です。
クエン酸は油汚れに不向き
クエン酸は、食器用洗剤の代わりとしてよく名前が出るんですが、油汚れが目的だと結構難しいです。
クエン酸は酸性で、水垢や白いウロコ汚れ(ミネラル由来の汚れ)に強いタイプです。
逆に、油でベタベタした皿にクエン酸を使っても、スッキリはしにくいです。油汚れはアルカリ寄り(重曹やセスキ)のほうが相性が良いことが多いです。
クエン酸が活躍する場面
- グラスの白いくもり
- ポットやケトルの湯垢
- 水回りのカルキ汚れ
絶対に知っておきたい注意点
クエン酸そのものが危険というより、組み合わせが危険です。特に塩素系の製品と混ぜるのは危険で、これは家庭用品の表示ルールとしても強く注意喚起されています。
掃除用の塩素系製品を使った直後の場所に、うっかりクエン酸(酸性)を使うという事故が怖いので、絶対に混ぜないでください。
歯磨き粉は研磨のみ
歯磨き粉で食器を洗えるか?と聞かれると、「部分的にはアリだけど、食器用洗剤の代わりとして全体洗いはナシ」というところです。
歯磨き粉は基本的に、歯の表面の汚れを落とすために研磨剤が入っていることが多いです。だから、マグカップの茶渋とか、スプーンのくすみみたいな、表面にこびりついた着色には効くことがあります。
一方、油を分解して流す用途ではないので、ベタつき系には弱いです。
さらに注意したいのが、歯磨き粉の種類。ホワイトニング系や粒子が強めのタイプは、食器に細かい傷をつける可能性があります。特にプラスチックや樹脂、コーティング加工のもの、柄入りの食器は要注意です。やるなら短時間で、やさしく、ピンポイントが基本です。
使うならこの用途だけ
- マグカップの茶渋を部分的に落とす
- スプーンのくすみを軽くこすって落とす
やり方
水で濡らしたスポンジや布に、歯磨き粉を米粒〜小豆くらいの量だけつけて、汚れ部分だけを軽くこすります。
落ちたらすぐに洗い流し、最後はぬるま湯で追加すすぎ。口に触れるものなので、香りや成分が残らないようにここは丁寧にいきましょう。
避けたほうがいいケース
油汚れの多い皿を歯磨き粉で洗う、フライパンを歯磨き粉でこする、こういう使い方はおすすめしません。
研磨で表面が傷むだけで、油は落ちにくいです。迷ったら重曹やお湯洗いに切り替えるのが現実的です。
洗濯用洗剤は危険
洗濯用洗剤は、食器用洗剤の代わりとしては基本的に避けたいです。
衣類の汚れを強力に落とすための成分や、白さを保つための工夫、香りを残すための成分など、食器に使う前提ではない要素が含まれている可能性があります。食器は口に入る前提なので、使わない方が安全です。
また、食洗機用の洗剤(粉末やタブレット)を手洗いに流用するのも危険です。強いアルカリ性のものが多く、素手で扱うと肌荒れの原因になったりします。
他に何もない場合は
どうしても洗剤系がまったくなく、今日だけどうにかした」なら、洗濯用洗剤を使うよりは、後述するお湯洗いで済ましたほうがいいです。
油を拭き取ってから熱めのお湯で流すだけでも、意外とベタつきは減ります。そこに重曹やセスキがあるなら、そっちのほうがまだ現実的です。
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無い時はお湯洗いで乗り切る
食器用洗剤が無い時の最終手段は、お湯洗いです。
コツは、熱と前処理で油を減らすこと。いきなり水で洗い始めるとヌルヌルが残りやすいので、順番を意識するとかなり楽になります。油が残ったままこすっても伸びるだけなので、まず拭き取って、熱でゆるめて、それからこする。これだけで仕上がりが変わります。
基本の手順
- キッチンペーパーなどで油と汚れをできるだけ拭き取る
- 50度前後のぬるま湯に浸けて油をゆるめる
- スポンジやたわしで物理的にこすって落とす
- 最後はしっかりすすぎ、可能なら熱めのお湯で仕上げる
お湯洗いのコツ
お湯洗いは、道具と順番でラクになります。たとえば、鍋やフライパンは温かいうちにお湯を入れて汚れをゆるめると、こびりつきが落ちやすいです。逆に冷えて固まった油は、お湯で温めないとベタつきが取れにくいので、まず温めるのが近道です。
それから「洗う順番」も大事。油が少ないもの(コップ→茶碗)から先に洗って、最後に油が多いもの(フライパン→タッパー)へ回すと、スポンジが油まみれになりにくいです。
スポンジが油を吸うと全体がヌルつくので、最後のほうでスポンジをお湯でよく洗い、ギュッと絞ってから仕上げるとキレイになりやすいです。
安全面の注意
高温のお湯は火傷リスクもあるので、手袋を使うなど無理しないでください。
汚れや素材によって限界はあるので、あくまで一般的な目安として、状況に合わせて調整しましょう。
まとめ 食器用洗剤の代わりになるもの・ならないもの
食器用洗剤の代わりは、選び方さえ間違えなければ意外とあります。
使えるもの
- 軽い汚れ:ハンドソープ、ボディソープ
- こびり付き、軽い油汚れ:石鹸、ウタマロ
- 茶渋、軽い油汚れ:重曹
- 重い油汚れ:セスキ炭酸ソーダ
- 最終手段:お湯洗いで乗り切る
避けたほうがいいもの
- シャンプー
- クエン酸
- 歯磨き粉
- 洗濯用洗剤
注意点
どれを使うにしても使用量は少なめ、すすぎはいつも以上に丁寧に。
口に入る前提のものなので、心配が残る場合は、食器用洗剤を買う方向に切り替えるのが一番です。
正確な情報は各製品の公式サイト等をご確認ください。体調やアレルギーなど不安がある場合は、専門家にご相談ください。

