トマト缶の代わりを探しているあなた、めちゃくちゃ分かります。買い忘れた、ストック切れた、そもそも缶詰が苦手⋯⋯状況は人それぞれですよね。
でも大丈夫です。生トマト、トマトジュース、ケチャップ、トマトピューレ、トマトペースト、野菜ジュースまで、実は代用候補は豊富にあります。カレーやトマトパスタ、ミートソース、ミネストローネみたいに料理別で考えると、失敗しにくくなります。
この記事では、トマト缶の代わりを使うときの分量の目安や、味調整のコツ、離乳食向けの注意点までまとめます。トマト缶の代わりに何を使えばいいのか、簡単に選べるようになりますよ。
- トマト缶を生トマトやジュースで代用するときの目安量
- ケチャップやピューレで味を崩さない調整方法
- 離乳食で無塩を選ぶときの注意点
- トマトパスタやカレーなど料理別の代用テク
トマト缶の代わりに使える食材ガイド
トマト缶が料理で担っているのは、トマトの風味だけじゃなく、酸味・うま味・赤い色・とろみの土台です。代用品を選ぶときは、どれが足りないかを見ながら補うのがコツ。ここでは、使いやすい代用食材を分量の目安つきで整理します。
生トマトなら何個分
結論から言うと、生トマトでもトマト缶の代わりはできます。ただし生トマトは水分が多いので、煮詰めて濃度を上げるのがいちばんのポイントです。ここを外すと、ソースが水っぽくなって味がぼやけがち。逆に言えば、煮詰め方さえ押さえればかなり近づきますよ。
トマト缶は一般的に1缶400gが多いので、まずはここを基準にします。個数はトマトの大きさと季節でブレますが、あくまで一般的な目安として、だいたい次の感覚で考えるとラクです。迷うなら、家にキッチンスケールがあれば重量で寄せるのがいちばん確実です。生トマトは皮やヘタ、種を落とす分があるので、実際に刻んだあとの重さで見ていくとブレが小さくなります。
トマト缶400gと生トマトの換算目安
- 大玉:2~4個
- 中玉:5~10個
- ミニトマト:20~30個
煮詰め時間と味付け
大玉や中玉は水分が出やすいぶん、煮詰めの時間がちょい長めになります。
ミニトマトは味が濃いことが多く、少ない煮詰めでも芯が残りやすい印象。酸味が強い個体に当たるとキュッと尖るので、最後にバターひとかけや、砂糖をほんの少し入れて丸くしてあげると落ち着きます。
大事なのが、生トマトは品種や熟度で酸味・甘みの振れ幅が大きいこと。トマト缶は加工用トマトで味が比較的安定しているので、代用するときは最後に味を整える前提で作るのがうまくいきます。塩は最初に入れすぎない、甘み調整は少しずつ、ここだけ意識すると事故りにくいです。
生トマトをトマト缶っぽくする手順
私がよくやるのは、次の流れです。これだけで仕上がりが一気に近づきます。ポイントは、炒める工程を入れて香りを出すことと、煮詰めの目安を持つことです。
- 皮を湯むきする(時短なら冷凍してから皮をむくのもあり)
- ざく切りにして、オリーブオイルで軽く炒める
- 水分が半分くらいになるまで弱めの中火で煮詰める
煮詰めの見分けはシンプルで、鍋底にヘラで線を引いて、線がすぐ埋まらないくらいまで。パスタソースみたいに絡みが欲しいならもう一段煮詰めてもOKです。逆にスープ用なら、煮詰めすぎると重くなるので半分くらいで止めて、あとは出汁や水で整えるとちょうどいいです。
フレッシュ感を残したいなら煮詰めは短め、コク重視ならしっかり煮詰め。ここが一番大事です。焦げだけは天敵なので、火は強くしすぎず、鍋底をこまめにこする感じで混ぜるのが正解です。
トマトジュースの分量
トマトジュースは、トマト缶の代わりとして一番扱いやすいタイプです。スープや煮込みは特に相性がいいですね。最大のメリットは、最初から液体で均一だからダマになりにくいこと。ホール缶みたいに潰す手間もないので、忙しい日ほど助かります。
分量はシンプルに、トマト缶400gの代わりにトマトジュース約400mlからスタートでOK。
ここで大事なのは、あくまで同量置き換えは入口で、仕上げは濃度を見て調整することです。トマトジュースはトマト缶より固形分が少ないので、同量でも「あっさり」しがちです。
なので、最初からこう考えるとラクです。トマトジュースはベース、濃度とコクは別で足す。
煮詰めるのが王道ですが、時短したいならトマトペーストやケチャップが活躍します。
あと、原材料表示もチェックして、香料や余計な添加が少ないものを選ぶと料理の香りを邪魔しにくいです。
薄く感じたときの立て直し
トマトジュースで作って、食べたときに薄いなと感じたら、焦らずこの順番で直すのが失敗しにくいです。いきなり塩を足すと塩味だけ立って、トマト感が追いつかないことがあるので注意です。
- 煮詰める:時間はかかるけど一番確実。水分が飛ぶと自然に甘みとうま味が立つ
- ケチャップを少量足す:コクと甘みが乗る。酸味が尖っているときにも効く
- トマトペーストを少量足す:水分を増やさず濃くできる。赤い色も整う
コクをもう一段欲しいなら、肉や玉ねぎをしっかり炒めてからジュースを入れるのも効果的です。素材を焼き付けて香ばしさを作るだけで、トマトの薄さが気になりにくくなりますよ。
有塩と無塩の選び方
料理に使うなら基本は無塩がラクです。
有塩でも作れますが、その場合は塩・コンソメ・チーズなどの量を控えめにして、最後に味を決めるのがおすすめです。特にミネストローネや煮込みは煮詰まるほど塩分も濃くなるので、途中で入れすぎると後戻りがききません。
離乳食や減塩を意識するなら、無塩がほぼ必須。買うときは、味付きの野菜ジュースと混同しないように注意です。野菜ジュースは甘みが強かったり、塩が入っていたりすることもあるので、使い分けるのが安心です。
ケチャップの味調整
ケチャップは家にある率が高いので、困ったときの救世主になります。トマト由来のうま味に加えて、砂糖・酢・塩分・香辛料が最初から入っているのが特徴です。だからこそ、上手に使うと「短時間でそれっぽいコク」が出ます。
つまり、ケチャップでトマト缶の代わりをするときは、そのまま置き換えるというより、味の土台を作る調味料として使うのが正解です。トマト缶は素材、ケチャップは調味料。この性格の違いを理解しておくと、味がブレても戻しやすいです。
目安としては、トマト缶の代わりにケチャップを入れるなら、まずは少量から。例えばパスタ2人前なら大さじ3〜5くらいをベースにして、水や茹で汁でのばして整える感覚が合います。最初から入れすぎると甘みと塩分が強く出て、トマトソースというよりナポリタンっぽくなりやすいので、少しずつが鉄則です。
ケチャップを上手に使うコツ
ケチャップで代用するなら、この3つが大切です。逆にこの3つをやらないと、ケチャップっぽさが前に出てしまうことが多いです。
- 最初に炒めて酸味を飛ばす:ツンとした感じが消えて一気においしくなる
- 塩と砂糖は控えめに:入れすぎると甘塩っぱくなりやすい
- ウスターソースやしょうゆでコクを足す:入れすぎ注意で、ほんの少し
さらにもう一歩だけ言うと、にんにくや玉ねぎをしっかり炒めてからケチャップを入れると、ケチャップの香りが料理の香りに溶け込みやすいです。肉の臭みを消したいときは、ほんの少しのカレー粉や胡椒も便利。ただ、入れすぎると別料理になるので、香り付けは控えめがちょうどいいです。
特にパスタやミートソースのように、にんにく・玉ねぎ・ひき肉など「香り」や「うま味」がある料理だと、ケチャップが馴染みやすいです。
反対に、素材の味が繊細なスープに大量投入するとケチャップの甘みが浮きやすいので、スープなら少量だけ、またはトマトペーストの方が向くことが多いです。
トマトピューレは濃厚
トマトピューレは、裏ごししたトマトを煮詰めたもの。トマト缶よりも濃いことが多く、なめらかな仕上がりになります。ホール缶のような果肉感は出にくいけど、そのぶん「ソースがまとまらない」みたいな失敗は起きにくいです。
ここで注意したいのは、商品によって塩が入っている場合があること。塩入りを使うときは、味付けを最後に寄せるのが失敗しにくいです。とくに煮詰める料理だと、最初に塩を入れすぎると後で濃くなってしまいます。
トマトピューレが向いているのは、ミートソースや煮込み、トマトパスタなど「なめらかに絡ませたい」料理。
逆に、ミネストローネのようなスープはピューレだけだと重くなりやすいので、トマトジュースや水でのばしながら使うとちょうどいいです。ここも、トマト缶の代わりに使うというより、完成形から逆算して使うのがコツですね。
使い方の目安
トマト缶の代わりに使うなら、まずはトマト缶の量より少し控えめに入れて、足りなければ追加。とろみが強すぎるときは、水・ブイヨン・だしでのばせばOKです。最初からのばしすぎると薄くなるので、濃いめに作って後でのばす方がラクです。
ピューレで困りがちなのが、酸味が前に出るパターン。そんなときは、砂糖を少し足すより先に、まずは煮詰めて酸を飛ばすのが正攻法です。それでも尖るなら、バターやオリーブオイルを少し入れて丸めると落ち着きます。チーズを使う料理なら、仕上げのチーズも酸味を受け止めてくれますよ。
保存面では、開封後は劣化が早いこともあるので、残った分は小分け冷凍が便利です。
製品ごとに推奨される保存方法は異なるので、正確な情報はメーカー公式の案内をご確認ください。
トマトペーストの戻し方
トマトペーストは、トマトピューレをさらに濃縮したもの。少量で色とうま味がグッと出るので、トマト缶の代わりとしても、仕上げの調整役としても優秀です。私の感覚だと、トマトペーストは「味のつまみ」。入れすぎると一気に濃くなるので、少量ずつが正解です。
トマト缶がないときにありがちな失敗は、トマトジュースや水で代用して、最後に味がぼやけること。このとき、塩を足してしまうとしょっぱくなるだけで、トマトらしさは戻りません。そんなときこそ、トマトペーストをひとかけ入れると、トマトの輪郭が戻りやすいです。
また、炒め料理にも強いのがペーストのいいところ。水分が増えないので、煮込みだけじゃなく、炒めて仕上げるナポリタン風や、肉を焼き付けてから絡めるタイプにも使えます。香りを出したいなら、油で軽く炒めてから伸ばすと、色も香りも立ちます。
基本的な薄め方
料理で使いやすい濃さにするなら、トマトペーストの10〜12倍の水分でのばすのが目安です。例えばミニパック18gなら、水は180〜216mlくらい。これはあくまで一般的な目安なので、作る料理の濃度に合わせて加減してくださいね。
のばすときは、いきなり冷たい水を全部入れるより、少量の水で先に練ってペースト状にしてから、残りを足すとダマになりにくいです。急ぐときは、お湯や温かい出汁で伸ばすと混ざりやすいですよ。
ペーストが向いている使いどころ
- 水分を増やしたくない料理(濃いめのソース、炒め煮)
- 色をしっかり赤くしたいとき
- 味がぼやけたときの立て直し
注意点として、ペーストも製品によって塩分や原材料が違うことがあります。離乳食に使う場合は特に、無塩や添加の少ないものを選ぶのが安心です。細かい成分や注意事項は、購入する商品の公式表示を必ず確認してください。
離乳食は無塩で
離乳食でトマト缶の代わりを考えるなら、優先順位はシンプルで、無塩・無添加に近いものが安心です。トマトジュースもトマトピューレも、塩分が入っていないタイプを選ぶのが基本になります。大人の料理だと「最後に塩で調整」ができますが、赤ちゃんは塩分の許容量が小さいので、スタート地点で無塩を選ぶほうが圧倒的にラクです。
トマトは酸味が出やすいので、初期は特に加熱して酸味を飛ばすと食べやすくなります。私がやるときは、トマトを少量の水で柔らかく煮てから裏ごし、もしくはトマトペーストを規定より薄めに伸ばして、まずはスプーンひとさじから試します。慣れてきたら量を増やしていく感じですね。
それと、離乳食は時短も大事。毎回湯むきや裏ごしをやるのは大変なので、無塩のトマトペーストを上手に使うのはアリです。ただし、濃縮タイプは濃いので、戻し方を守りつつ、赤ちゃんの反応を見ながら濃さを調整するのが安心です。
皮と種は基本的に外す
離乳初期は特に、皮が口の中に残りやすかったり、種が消化の負担になったりします。生トマトを使うなら湯むきして、種を取り、なめらかにしてあげるのが安全です。ミニトマトは皮が硬めのものもあるので、離乳食には大玉のほうが処理しやすいことが多いです。
皮むきは、湯むきが王道ですが、冷凍してから水に当てるとスルッとむけることもあります。どちらでもいいので、あなたが続けやすい方法でOKです。続けやすさって、離乳食ではわりと正義です。
体調の変化に注意
トマトは比較的取り入れやすい食材ですが、体質によって口まわりが赤くなったり、お腹がゆるくなったりすることもあります。また、赤っぽい便が出たときは食べ物由来の可能性もありますが、見分けがつきにくいこともあります。
気になる症状があればすぐに中止して、最終的な判断は小児科などの専門家にご相談ください。
料理別 トマト缶代わりのコツ
代用品は、料理によって相性がはっきり出ます。ここでは、トマトパスタ・ミートソース・ミネストローネ・カレーの定番4つを、トマト缶なしでもおいしくするコツでまとめます。どれも考え方は同じで、トマトの酸味とうま味、そして濃度をどう作るか。料理ごとにゴールが違うだけです。
トマトパスタ
トマトパスタは、麺に絡む「とろみ」と、トマトの香りが命。トマト缶がないときは、トマトジュースをベースにして、濃度はトマトペーストかトマトピューレで調整するのが作りやすいです。ここでの目標は、スープパスタにしないこと。水分を飛ばしつつ、油と一体化させるとソースっぽさが出ます。
私が大事にしているのは、ソースを煮詰める前に香りを作ること。にんにくとオリーブオイル、玉ねぎをしっかり炒めて甘みを出すだけで、トマトの薄さが気になりにくくなります。さらに、ベーコンやツナなどうま味のある具材を入れると、トマト缶の濃厚さに寄せやすいです。
酸味が強いときは、砂糖をちょっと入れたくなりますが、まずは煮詰めて酸を飛ばすのが先。最後に必要なら砂糖をひとつまみ、またはバターひとかけで丸くすると失敗しにくいです。塩は最後でOK。茹で汁があるなら、最後の濃度調整に少量使うと、麺との一体感が出ておすすめです。
失敗しないコツ
- にんにくとオリーブオイルを先に温めて香りを出す
- トマトジュースを入れて、しっかり煮詰めて水分を飛ばす
- 薄いと感じたらトマトペーストを少量足して調整
ケチャップで代用する場合は、ケチャップを炒めて酸味を飛ばしてから水分を足すと、いきなり味が決まりやすいですよ。ケチャップを使うときは甘みが先に出るので、香りは黒胡椒やにんにくで締めるとバランスが取りやすいです。
「トマトパスタのはずが、なんかぼんやりする」ってときは、塩を足す前にトマトペーストをほんの少し。これでトマトの輪郭が戻ることが多いです。
ミートソース
ミートソースは、トマトの存在感よりも、肉と香味野菜のコクが大事です。だからトマト缶がなくても立て直しやすい料理でもあります。逆に言うと、肉の炒めが甘いと、トマトをどれだけ頑張っても薄く感じやすいです。
ミートソースのトマト缶代用は、トマトピューレか、トマトジュース+トマトペーストの組み合わせが安定します。生トマトでもいけますが、煮詰めの時間が必要なので、時間に余裕がある日におすすめ。急ぐならジュースとペーストに頼って正解です。
- トマトピューレ:なめらかでまとまりやすい
- トマトジュース+トマトペースト:濃度を自分で調整しやすい
- 生トマト:煮詰める時間が取れる日におすすめ
味の組み立ては、香味野菜の甘み、肉の香ばしさ、トマトの酸味、塩分、最後にコク。この順番を意識するとブレにくいです。酸味が強いときは砂糖をほんの少し、コクが足りないときはしょうゆを数滴、みたいに「足りない要素だけ補う」のがおすすめです。
コクを作るコツ
ポイントは焼き付けです。ひき肉は強めの火でしっかり炒めて、香ばしさを出す。ここで味の厚みが決まります。肉から出る脂が多いときは、軽く拭うか、少しだけ取り除くと重くなりにくいです。
玉ねぎやにんじん、セロリがあるなら、みじん切りで一緒に炒めると甘みと香りが出ます。ないなら玉ねぎだけでも十分。ここを丁寧にすると、トマト缶がなくても満足感が出ます。
ミネストローネ
ミネストローネは、実はトマトジュースがかなり相性いいです。水の一部をトマトジュースに置き換えるだけで、色も味もそれっぽくなります。しかも具材のうま味がスープに溶けるので、トマト缶の濃厚さがなくても「ちゃんと食べた感」が出やすいんですよ。
作り方の発想としては、トマトジュースをベースにして、具材のうま味で厚みを作るのが成功パターン。玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、豆、ベーコン、きのこ。どれもスープにうま味を出してくれるので、使えるものを組み合わせるといいです。逆に、具材が少ないとスープが薄く感じやすいので、その場合はトマトペーストを少し足すのが手堅いです。
塩分は最後に決めるのが本当に大事。特に有塩のトマトジュースを使う場合、煮詰まりで塩分が上がるので、途中で調味しすぎると濃くなりやすいです。最初は薄いかなと思っても、具材から味が出るので、最後にちょうどよく整えるのが正解です。
スープが薄いときの調整
- 具材を炒めてから煮る(香りが立つ)
- 最後にトマトペーストを少量足す(濃度が出る)
- 塩分は最後に調整(有塩ジュースなら特に)
豆やベーコン、きのこを入れると、トマト缶がなくても満足感が上がりやすいです。もし豆がなければ、コーンやウインナーでもOK。とにかく「具材のうま味で押す」方向にすると、トマト缶の不在が気になりにくいです。
逆に、さっぱりしたミネストローネが好きなら、トマトジュースは入れすぎず、水や出汁で軽く伸ばしてもいいです。好みの濃さにできるのが、代用のいいところですね。
カレー
カレーに入れるトマトは、酸味とうま味の役。トマト缶がないときは、生トマトのすりおろしや、トマトベースの野菜ジュースが使いやすいです。カレーはスパイスやルーの味が強いので、トマトの素材感はそこまで必要ないことも多く、代用が比較的ラクです。
ただし、カレーの代用で一番起きやすい失敗は水っぽさ。トマトの水分が増えると、ルーを入れてもトロみが薄かったり、味がシャバッと感じたりします。ここを押さえれば、トマト缶がなくても満足度は出せます。
おすすめの流れは、具材を炒めて香ばしさを作ってから、トマト(生やジュース)を入れて少し煮詰め、最後にルーを入れる。こうすると、トマトの酸味が落ち着きやすく、ルーの風味も立ちます。ケチャップを使う場合も同じで、最初に入れて煮込むと甘みが落ち着き、カレーに馴染みやすいです。
水分の調整が最優先
生トマトやジュースを入れると水分が増えます。だから、最初の水を減らすか、煮込みを長めにして濃度を戻すのが大事です。私は生トマトを入れるときは、最初の水を明らかに少なめにして、足りなければ後で足す派です。増やすのは簡単だけど、減らすのは時間がかかるので。
目安としては、トマトジュースを入れるなら、その分だけ水を引く。生トマトなら、入れる量にもよりますが、水を少し控える。最初からちょうどを狙うより、少し硬めに作って最後に伸ばす方が安全です。
味が物足りないとき
コクが欲しいときは、ケチャップを少量入れるのもアリ。ただし甘みと塩分が動くので、入れたらルーや塩の追加は後回しにして、最後に調整してください。または、トマトペーストを少量入れる。水分を増やさずにトマトの芯だけ足せるので、シャバついているときでも立て直しやすいです。
トマト缶代わりに使える食材のまとめ
最後に、迷ったときの選び方をまとめます。トマト缶代わりは、結局のところ濃度と味のバランスをどう作るかです。トマト缶は最初から酸味・うま味・色・とろみが揃っている便利アイテムなので、代用するときは「足りない要素」を考えるとうまくいきます。
| 代用品 | 得意なこと | 注意点 |
|---|---|---|
| 生トマト | 素材感 フィレッシュさ | 煮詰め必須 |
| トマトジュース | スープ 煮込みの時短 | 薄くなりやすい 塩分や味付けを確認 |
| ケチャップ | 短時間でコク | 甘み・塩分があるので入れ過ぎ注意 |
| トマトピューレ | なめらかにまとめる | 塩入り製品に注意 酸味は煮詰めて調整 |
| トマトペースト | 色とうまみの調整 | 濃いので少しずつ |

