お好み焼きと言えばキャベツですが、キャベツが手元にない場合でも、もやし、玉ねぎ、じゃがいもなどで代用することができます。それぞれ水分量が異なるため、粉量や加熱時間を調整することが大切です。この生地では、人気の代用食材6個について、特徴とコツをご紹介します。
キャベツの代わりにお好み焼きで使える食材とそのポイント
お好み焼きで、キャベツの代用野菜として「もやし」「玉ねぎ」「白菜」「大根」「じゃがいも」「長芋」を使う場合のポイントと、相性の良い具材をご紹介します。
もやしはコストが魅力
もやしや安くて気軽に使えるという点が魅力です。
包丁も不要で、調理時間が短く、量をかさ増しできるというメリットもあります。
一方で、水分が多くてベチャつきやすいので、電子レンジで軽く加熱したり、別に炒めたりして、水分を飛ばしてから生地に混ぜ込むと失敗を防ぐことができます。
味は淡白なので、豚肉、桜えび、チーズなど旨味の強い具材と合わせるとバランスを取りやすくなります。
玉ねぎで甘みアップ
玉ねぎは加熱すると甘みが増す特性があり、生地に混ぜると全体のコクを高めることができます。
薄切りにすると火の通りが早いので、スライスして軽く炒めてから加えると、甘みがさらに際立ちます。
水にさらして辛味を抜く必要はありません。
玉ねぎは水分量もほどもどなので、生地を崩しにくく、初めてでも失敗することがありません。
豚肉との相性もバッチリです。
白菜は水分に注意
白菜は葉と芯で食感が大きく異なるため、使い分けが重要です。
葉の分はしんなりしており、芯は程よい歯ごたえを残せます。
千切りにしてそのまま混ぜると水分が出やすいので、軽く絞るか、炒めてから使用するようにしましょう。
味わいはキャベツよりも優しく、和風のだしや、干しエビと合わせると、旨味を活かすことができます。
水分管理を間違えると、焼き上がりがべたつくので、少し慣れが必要です。
大根でさっぱり味
大根も水分が多いのが難点です。
千切りにして軽く水分を絞り、キッチンペーパーで押さえてから使用すると良いでしょう。
すりおろして使用することも可能ですが、粉量の調整が必要となります。
大根のさっぱりとした仕上がりは、お好み焼きソースだけでなく、めんつゆやポン酢とも合います。
じゃがいもでもっちもち
じゃがいもを生地に混ぜると、でんぷん質が生地の粘り気を高め、もちもちとした食感を生み出します。
すりおろしたじゃがいもを、水気を絞って生地に混ぜる方法が一般的です。
または、軽く下茹し、角切りにしたものを混ぜて、ゴロッとした食感を楽しむことができます。
長芋でふっわふわ
長芋はすりおろすと粘り気が出て、生地に混ぜるとふわふわとした軽い口当たりとなります。
加熱すると膨らむため、厚めに焼いても中は柔らかく仕上がります。
ただし、アレルギーを持つひつもいるため、食べる人によっては注意が必要です。
マイルドな風味なので、ネギやベーコンと組み合わせると、バランスが良くなります。
キャベツの代わりで作るお好み焼きのポイントまとめ
代用野菜 | 魅力 | 相性の良い具材 |
---|---|---|
もやし | 安い、かさ増し、量が多い | 豚肉、桜えび、チーズ |
玉ねぎ | しっとり、甘い | 豚肉、だし、チーズ |
白菜 | しんなり | 干しえび、めんつゆ |
大根 | さっぱり | ポン酢、ツナ |
じゃがいも | もちもち | ベーコン、チーズ |
長芋 | ふわふわ | ネギ、ベーコン |