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コーヒーミルの代用ガイド 専用ミル以外で挽く方法

コーヒーミル

コーヒー豆はあるのに、ミルが見当たらない。または壊れた。そんな時でも、家にあるものでだいだい何とかなります。

この記事では、ミキサー、ブレンダー、フードプロセッサー、すり鉢などの代用品でコーヒーを挽くコツをご紹介します。また、代用品で挽くのではなく、100均でミルを購入したり、お店に持ち込んで挽いてもらう方法についても解説しています。

これを読めば、コーヒーミルがなくても、今すぐコーヒーを飲むことができますよ。

  • 家にある道具でコーヒーミルの代用ができるか
  • 代用ミルで味がブレるポイントと対策
  • 100均や持ち込みなど代用品以外の選択肢
  • 今の状況に合う一番ラクな結論

コーヒーミルの代用になるもの

まずは緊急対応。家の中にある道具で、コーヒー豆を挽く方法です。専用ミルではない代用品を使うと、粉のサイズがばらけ、結果として苦みが出たり、薄くなったりしますので、その対応策をご紹介します。

また逆に、道具の方が壊れることもあるので、その注意点についてもまとめています。

フードプロセッサー

ミキサー

ミキサーはスピードが出るぶん、コーヒーミルの代用としてはかなり手早いです。朝の数分が惜しいときには助かります。

ただし、ミキサーの回転刃は「臼のすりつぶし」ではなく「刃で叩き切る」動きなので、細かい粉が散りやすいです。細かい粉(微粉)が増えると、苦味やえぐみが出やすくなります。逆に大きい欠片が残ると、味が薄く感じやすい。つまり、ミキサーは回し方で結果が大きく変わります

粗めで止めるのがコツ

  • 豆は少量ずつ入れる
  • 連続運転はせず、短いオン・オフを繰り返す
  • 途中で一度止めて、容器を軽くゆすって均一にする
  • 「まだ粗いかな?」くらいで止める

ミキサーで長時間挽いても均一にならず、細かい粉が増えるだけで荒い欠片も残る、という状態になりやすいです。そして細かな粉は、抽出した時に苦味成分が出やすいです。

粗めで止めておくのが無難です。

微粉対策

茶こしや粉ふるいがあるなら、挽いた粉を入れて軽く振ってみてください。細かい粉だけ落ちます。これをするだけで、後味が整うことがあります。

抽出はペーパードリップが無難です。フィルターが微粉をある程度止めてくれます。フレンチプレスや金属フィルターは、微粉がそのままカップに出てしまい、ざらつくことがあります。

安全上の注意

硬い豆を入れると、機種によっては刃や軸に負担がかかります。その状態で無理に回し続けると事故につながります。

取扱説明書やメーカーの公式案内に「乾物の粉砕OK」などの記載があるか確認しましょう。

ブレンダー

ブレンダーもコーヒーミルの代用に使えるかどうかは機種によります。ブレンダーは「液体と一緒に撹拌する」ことを前提すとする機種が多く、豆だけで回すと負荷が大きくなることがあります。

ブレンダーを使うなら、短時間で様子見をして、熱を持ったり負荷がかかってるような様子なら、使用をやめるようにしましょう。

挽き方のコツ

  • 短い時間で止める
  • 途中で容器を揺らして、豆が偏らないようにする
  • 粉が温かく感じたら一度休ませる

焦げたような匂いがする、異音がするなどの、回転が止まりそうなどの異変を感じたら、すぐにストップします。不安があるなら、別の方法に切り替えたほうが早いこともあります。

抽出のコツ

抽出のコツは、ミキサーと同じで細かい粉が混ざりがちなので、茶こしで微粉を落とす、ペーパードリップするというのがおすすめです。

フードプロセッサー

フードプロセッサーは、豆を粉にするというより、刻みます。だから基本粗めになるという前提で使いましょう。

この「粗め」を悪いと捉えるのではなく、合った抽出方法を選べば、ちゃんとおいしいコーヒーになりますよ。

挽き方のコツ

  • 少量ずつ入れて短く回す
  • 一度止めて、容器の壁についた粒を落とす
  • 容器を軽く揺らして、刃に当たる位置を変える
  • 粗さが残るのは特徴と割り切り、長時間回さない

長時間回すと、熱で香りが飛んだり、微粉が増えて雑味が出たりします。

粗めのままにして、抽出で工夫することをおすすめします。

抽出のコツ

粗めの粉は、お湯に長く触れさせる方式と相性がよく、フレンチプレス、水出し、浸漬式などが向いています。

時間をかけて成分を引き出すので、粒が多少ばらけていても味がまとまりやすいです。

もう少し均一にしたいとき

それでも粒をそろえたいなら、茶こしで分けるやり方が使えます。

細かい粉はペーパードリップに、粗い粒はフレンチプレスや水出しにという使い分けもアリです。無理に揃えるようりも、結果がよくなることがあります。

少しでも細かい粉はペーパードリップに、粗い粒はフレンチプレスや水出しに回す、と分けるのもアリです。全部を同じ抽出に突っ込むより、結果が良くなりやすいですよ。

すり鉢

電動より時間はかかりますが、すり鉢はコーヒーミルの代用としてかなり優秀です。見ながら調整できるので、粒をそろえやすいんですよね。電動みたいに一気に細かくしすぎてしまうという事故が起きにくいです。

挽き方のコツ

  • 最初は上から押して豆を割る
  • 割れてきたら、円を描くようにすりつぶす
  • ふるい(茶こしでOK)で細かい粉を先に取り分ける
  • 残った粗い粒だけ、もう一度すり鉢に戻して続ける

豆って意外と飛びます。すり鉢の周りにキッチンペーパーや布巾を軽くかぶせると、掃除が楽になります。

最初は、回すよりも上から割る意識が重要です。

また、たくさん挽くと疲れます。最初は1~2杯分から試すことをおすすめします。

抽出のコツ

すり鉢は、中挽き〜粗挽きが作りやすいです。ペーパードリップなら中挽き、フレンチプレスなら粗挽きがおすすめです。

もし細かくなりすぎたら、茶こしで微粉を軽く落とすだけでも整います。

麺棒

麺棒、または単純に「何か固いもの」は、最終手段です。とにかく叩くだけ。

正直粒の大きさは揃わず、味はブレますが、「とりあえず飲めれば良し」とする緊急対応です。

挽き方のコツ

  • 丈夫な袋に豆を入れる(できれば二重にする)
  • 袋ごとタオルで包む
  • 最初は軽く叩いて割る
  • 途中から転がして押しつぶす

叩くと豆が四方に逃げるので、袋の中でなるべく一箇所に集めてから叩くイメージです。

転がす工程も大切で、パイ生地を伸ばすみたいに、体重を乗せて潰していきます。

最終的に細かくするのは難しいので、無理をせず、なるべく破片にしていきます。

抽出のコツ

破片が大きいほど抽出に時間がかかります。フレンチプレスや水出しなど、ゆっくり時間をかける方法が合いやすいです。

ペーパードリップにする時は、蒸らし時間を長くしたり、注ぐ回数を増やすなどして調整をします。

破片が多いと抽出がゆっくりになります。フレンチプレスや水出しなど、時間をかけて出す方法が合いやすいです。ペーパードリップでもできますが、味が薄く感じたら蒸らし時間を少し長めにする、注ぐ回数を増やすなど、抽出側で調整すると立て直しやすいです。

ペッパーミルは非推奨

ペッパーミルは構造が似ているので、コーヒーミルの代用に使えそうに見えますが、基本的にはおすすめしません。香りが移るのと、壊れる可能性が高いためです。

香り移り問題

コーヒー豆は多孔質で、まわりの匂いを吸いやすい性質があります。胡椒の香りは強いので、ペッパーミルを使うと、コーヒーの香りの方が負けてしまいます。

また逆に、ミルの内部にコーヒーの成分が残り、ミルの方がコーヒー専用になってしまう可能性があります。

もしペッパーミルを使ってしまい匂いが残るなら、お米を少量挽いて内部の油分を吸わせるとマシになることがあります。完全に消える保証はないですが、試してみる価値はあります。

刃や軸が負ける問題

胡椒に比べてコーヒー豆は大きくて硬いので、刃や軸に負担がかかり、折れたり、曲がったりすることがあります。

基本的にはおすすめしませんが、麺棒等で割ってから入れると、回りやすくなります。一気にたくさん入れず、少量ずつ試すようにしましょう。

とはいえ最終手段です。ここまで来たら、次の章の代用品以外の方法も検討してみてください。

コーヒーミルの代用品以外の方法

代用品で頑張るのもアリですが、現実的にはミルを買ったほうが早いし、お店で挽いてくれる場合もあります。

挽いたコーヒー豆

100均でミルを購入

一回きりの代用なら家の道具でいけますが、今後も豆を挽きたいなら、100均でミルを購入するのがいちばん手堅いです。代用品を工夫するより、粒度が安定するし、手間も少ないです。

選び方のポイント

  • 刃の素材:セラミック系がおすすめ
  • 粒度調整の方式:ダイヤル式は分かりにくいかも
  • ハンドルの長さ:短いと手が疲れる
  • 本体の安定性:滑りにくい、持ちやすい構造か
  • 清掃方法:丸洗いできるかは製品による

注意点

100均のアイテムはコスパがいいですが、耐久性はそれなりです。壊れたら買い替える前提で使うとストレスが少ないです。

また、どの程度細かくできるかも製品によるので、あまり期待しておかない方がよいです。

慣れたら、もっとしっかりとした製品にステップアップするのもいいですね。

持ち込みで挽いてもらう

お店によっては、豆を持ち込むと挽いてくれることがあります。

基本的には無理で、「できたらラッキー」くらいで尋ねてみましょう。

断られやすいパターン

機械に香りが残る心配から、下記のような豆は断られることがあります。

  • 他社ブランドの豆
  • フレーバー付きの豆(バニラなど)
  • 開封済みで、保存状態が分からない豆

購入時に挽いてもらう

実際には、持ち込みよりも、豆を買うタイミングで挽いてもらう方が現実的です。コーヒー豆を扱うお店なら、購入時に挽き目を選べるところが多いです。また、プロがいるお店なら、挽き方の相談にも乗ってくれます。

保存のコツ

  • なるべく密閉して空気に触れにくくする
  • 直射日光と高温多湿を避ける
  • ニオイの強いもの(香辛料など)の近くに置かない

豆は挽いた瞬間から香りは抜けていきます。(豆のままでも劣化していきますが)

基本的には、挽いてもらうのは少量にして、豆のままで保存する方がおすすめです。

挽き豆を買う

それも面倒なら、最初から挽き豆を買うのが最短です。コーヒーミルの代用に悩む時間をゼロにできます。

挽き豆は「ラク」と引き換えに、香りの鮮度が落ちやすい面があります。でも、日常使いには正直それで十分だったりもします。

挽き豆でおいしく飲むコツ

  • できれば少量パックを選ぶ
  • 開封したらなるべく早めに使い切る
  • 保存は密閉して冷暗所、匂いの強いものの近くは避ける
  • 自分の抽出方法に合った挽き目を選ぶ(ペーパードリップ用など)

コーヒーミルの代用品まとめ

最後に、コーヒーミルの代用品を、手軽さと味の安定性でまとめます。

代用品手軽さ味の安定
ミキサー
ブレンダー
フードプロセッサー
すり鉢
麺棒
100均でミルを購入
持ち込みで挽いてもらう
購入時に挽いてもらう
挽き豆を買う

この記事の内容を一般的な目安です。特に電化製品の使用方法にはご注意ください。

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